|

| [データ] |
2004年12月22日 発売
CD: RCA Red Seal●BVCC-34102
仲道郁代/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 VOL.4
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第9番、第10番&第25番/仲道郁代
税込み価格: \2,520 (税抜き\2,400)
レーベル:RCA Red Seal
POS: 4988017619841
ジャンル:器楽曲 形態: 12cmCD
オリジナル発売日:2004.12.08(JAP)
DDD/STEREO/24BIT 96KHZ RECORDING |
| [収録曲] |
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
1.ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
2.ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1
3.ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
4.ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79「かっこう」
[ボーナス・トラック]
5.選帝侯ソナタ第2番ヘ短調WoO.47-2~第1楽章 |
| [演奏] |
仲道郁代(ピアノ) |
| [録音] |
2003年3月26日~30日(第8番~第10番)、8月11日~15日(選帝侯ソナタ)、2004年6月1日~5日(第25番)、
彩の国さいたま芸術劇場、音楽ホール |
| |
各誌・紙で絶賛を博し続ける仲道郁代のベートーヴェン解釈、ついに名曲「悲愴ソナタ」に到達――作品にこめられた革新的なドラマを熱く描き出す絶美のピアニズムがここに。 |
「きっちりと弾かれていながら、型にはまらない・・・・名演の極意ではなかろうか」(レコード芸術/濱田滋郎)、「繰り返し聴くに堪える充実したCD」(音楽現代/青澤唯夫氏)、「はじめて(ベートーヴェンのソナタの)全曲盤を揃えようという人には仲道か横山」(intoxicate/俵孝太郎)など、絶賛を受けている仲道郁代による「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」。3年間でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲(CD11枚分)を録音・発売する巨大プロジェクトの第4弾となる当アルバムは、全曲を統一する要素を提示する大規模な序奏を第1楽章に持つ名曲「悲愴ソナタ」をふくむ、3楽章制のソナタを4曲収録。
ベートーヴェン初期ピアノ・ソナタのうち、格別有名な第8番には、曲頭に内容豊かで重厚な序奏部が置かれており、その曲想に合わせてか、自らの手によってフランス語で「悲愴大ソナタ(グラン・ソナタ・パテティーク)」という副題が付されており、青年ベートーヴェンのうちに漲るいかにもベートーヴェン的な際立った感情の1つである悲愴観を気分として開陳している。「月光」並びに「熱情」と共に、ベートーヴェンの3大ソナタの一翼を担う傑作として今日にまで人気を保ち続けており、この巨匠の一面を代表する燦然たる存在である。続く第9番は緩徐楽章が欠如しており、第10番は逆に緩徐な変奏曲楽章を持つ、いずれも比較的規模の小さな2曲。また第25番については、第10番とは作曲時期が10年という歳月を隔てながら、同じト長調の3楽章ソナタ2曲に通底する要素を持つことで、今回同一アルバムにカップリングされている。
ボーナス・トラックとして収録された選帝侯ソナタ第2番へ短調の第1楽章は、4ッ星(♭コ)の短調ソナタという、当時13歳の少年ベートーヴェンとしては驚くべき調性選択(「第1番 ヘ短調」を早くも準備している)と、ラルゲット・マエストーソの導入部付き(再現部の序として変ロ短調で再現される)であり、しかもアレグロの第1楽章にも「悲愴」のアレグロ第1主題と通底する要素が含まれており、「悲愴」を中心に組まれているこのCDに是非加えたいという仲道の強い希望で、参考資料的意味合いで第1楽章のみ収録されている。
当プロジェクトは彩の国さいたま芸術劇場の芸術総監督で作曲家でもある諸井誠氏監修によっており、解説書にもベートーヴェン研究の第一人者である諸井氏ならではの精細な曲目解説が掲載されている。ソナタ形式の構造論に主眼を置きながら、「ベートーヴェン・人生ソナタ論」といったユニークな論点から各ソナタが分析されており、それだけでも一読の価値がある読み物となっている。
|