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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.3

ベートーヴェンが作曲家としての進歩を刻みこんだ個性派ソナタ3曲で、
仲道郁代が聴かせる充実の時。

[データ] 2004年5月26日 発売  
CD: RCA Red Seal●BVCC-34101
仲道郁代/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 VOL.3
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番、第6番&第7番/仲道郁代
税込み価格: \2,520 (税抜き\2,400)
レーベル:RCA Red Seal
POS:  4988017619834
ジャンル:器楽曲 形態: 12cmCD
オリジナル発売日:2004.5.26(JAP)
DDD/STEREO/24BIT 96KHZ RECORDING
[収録曲] ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
1.ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1
2.ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2
3.ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
4.ロンド・ア・カプリッチョ ト長調Op.129「なくした小銭への怒り」
[演奏] 仲道郁代(ピアノ)
[録音] 2003年3月26日~30日(第7番)、8月11日~15日(第5番・第6番)、2004年3月16日~20日(ロンド・ア・カプリッチョ)、彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
  ベートーヴェンが作曲家としての進歩を刻みこんだ個性派ソナタ3曲で、仲道郁代が聴かせる充実の時。

 

●充実のベートーヴェン第3弾

2003年12月に発売し、『レコード芸術』誌で特選盤に選ばれ、また毎日新聞で「初期ソナタの持つ野心的表現と形式構造の意味を見事に浮き彫りにした」と高く評価されたVOL.1、ボーナス・トラック付きで2枚組として発売される2004年3月発売のVOL.2に続く、仲道郁代による「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」の第3弾。3年間でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲(CD10枚分)を録音・発売するプロジェクトの第3回発売となる当アルバムは、1795年から1798年までの間に書かれ、「作品10」としてまとめられた第5番~第7番までの3曲のソナタを収録。

●ベートーヴェン演奏の試金石、作品10のソナタ
交響曲第5番「運命」やピアノ協奏曲第3番などの代表作と同じ、ベートーヴェンにとって運命的な調性である「ハ短調」で書かれたソナタ第5番、愛らしさとユーモアにあふれ、諧謔家で皮肉屋でもあった作曲者の一面を表明している異色作・ソナタ第6番、そして、4つの楽章が緊密に結びついたスケールの大きな作風と、第2楽章ラールゴ・エ・メストの深淵さが際立つソナタ第7番――ニックネームこそ付かないものの、ぞれぞれが強烈な個性を放っている「作品10」の3曲は、ベートーヴェン演奏の試金石でもある。

●諧謔の極み――なくした小銭への怒り
個性派ソナタ3曲にカップリングされているのは、1828年に出版されたため、作品129という晩年の作品番号が付されているものの、作品10と同じ時期に作曲された名曲・ロンド・ア・カプリッチョ。楽譜には「ハンガリー風に、カプリッチョのように」そして「なくした小銭への怒り」と記されており、急速なテンポで最初から最後まで一気に駆け抜けるヴィルトゥオーゾ・ピースである。

●充実した曲目解説つき
当プロジェクトは彩の国さいたま芸術劇場の芸術総監督で作曲家でもある諸井誠氏監修によっており、解説書にもベートーヴェン研究の第一人者である諸井氏ならではの精細な曲目解説が掲載されている。ソナタ形式の構造論に主眼を置きながら、「ベートーヴェン・人生ソナタ論」といったユニークな論点から各ソナタが分析されており、それだけでも一読の価値がある読み物となっている。