「ゴメン!遊ばせクラッシック」って何? 演奏プログラム ツアー日程 
出演者プロフィール お問い合わせ


● 仲道郁代の「ゴメン!遊ばせクラシック」とはどんなもの? ●

 

「クラシックは難しくて」とか、「よくわからない」とかそういった声がまだまだたくさんある中で、「もっとクラシックに親しんでいただくために何かできることはないか」と考えたのが、この“ゴメン!遊ばせクラシック”の前身である、“仲道郁代の音楽学校”の始まりです。“音楽学校”では、演奏家が舞台の上で、何を考え、何を表現しようとしているかということを、お伝えすることによって、生のコンサートを聴くときの、“感じる”きっかけになっていただけたらと、7年間頑張ってきました。音を感じてくだされば、といっても、さて、何をどう感じればよいのかわからない、といった声も、たくさんあるのも事実です。この企画では、決して、音楽の味わい方をお教えするわけではありません。それは、聞く方それぞれの中で、楽しみかたを見つけていただきたいのです。“音楽学校”というネーミングですと、何かお教えするというイメージが強くなってしまいます。もっと、リラックスして、音楽を楽しんでいただくものであるということを、前面に押し出す為、今年から、“ゴメン!遊ばせクラシック”というタイトルとなりました。


 このコンサートは、決してレクチヤ―ではありません。

この曲はこういう曲だから、このように聴きなさいということは、決して申しません。音をきいて、ぞくぞくするとか、悲しい気持ちになるとか、元気が出るとか、暖かい、冷たい感じとか、そういった感覚を持っていただけるようなきっかけを提示したいと考えます。音楽はお勉強ではありません。純粋に楽しんでいただけるような、何かを提示していきます。


 子ども向けの、お楽しみコンサートではありません。

音楽は、基本的には、大人の成熟した文化だと考えます。ですから、それを“簡単ですよ”とお見せはできません。 大人になったら、何かわからないけれど素敵な世界があるらしいとお父さん・お母さんが好きらしい何かは、どうも素敵な世界のようだと子供さんが感じ取って下されば考えます。


 このコンサートを一回、みて、きいたからといってクラシック大好き人間がすぐ出来るわけではありません。

そんなに、簡単なことではないと思いますが、もう一度、コンサートへ行ってみようかなと思ってくださる方をたくさん増やしたいと考えます。クラシックは、何度も何度も経験して、その中から、自分なりの喜びをみつけだすことのできるものです。そのかわり、一旦、その喜びを知ると、やみつきになる、奥の深い世界です。でも、最初の入り口は大事だと思います。音楽との、幸せな出会いのひとつとなればうれしいです。


 では、このコンサートは初心者向きで、もうすでに、コンサート大好き人間には、つまらないものか、というと、そうではありません。

毎年、音楽の本質論や、演奏論にふみこんだ作品です。演奏者自身が、この企画を通して新たな発見を得ています。演奏家が一体何を、どう、表現しようとしているのか、これは、クラシック通のかたにも、興味深いテーマではないでしょうか。
 クラシックファンを増やすことは、そんなに簡単なことではありません。なぜなら、お客様ご自身で、その世界に入ってきていただかないと、その醍醐味が簡単に味わえないからです。しかし、決して、難しい世界ではありません。今日は、モーツァルトを聴きたいな、今日はジャズがいいな、今日はポップスといった楽しみかたのひとつとして、楽しんでいただけるような、土壌造りは大事だと考えます。その為の、努力には、いろいろな形があってよいし、あるべきだと考えます。その中の、一つのありかたとして、この“ゴメン!遊ばせクラシック”があればと考えます。

 
● クラシック音楽を楽しむためのひとつの鍵になる! ●
 

さて、それでは、一体このコンサートはどういったコンサートなのでしょうか?レクチャーではない、おしゃべりコンサートでもない、ショーでもない。実は、お芝居プラスコンサートです。

第一部では、俳優さん達との仲道郁代との第二部で演奏される曲を味わうきっかけ作りのお芝居を上演。仲道郁代の「音楽学校」2003より第二部は音楽に浸っていただくコンサートです。なぜ、第一部はお芝居なのでしょうか。第一部を観ていると、俳優の、せりふ、動きなどから、何を伝えたいのか、考えることができます。俳優は、せりふでもって、 “これはこうですよ”と、あからさまに言いません。お客様に、限定な考えを押しつけず、せりふによって、受け取り方に様々な可能性が出てきます。実は、それは、音楽の受け取り方と同じなのです。お芝居でもって、お客様に是非、考え、感じていただきたいのです。お芝居のせりふは暗喩、比喩でいっぱいです。音楽のことを、日常的に話しかけます。例えば、曲を味わうことが、料理の話の例えとなり、曲を探求することが、恐竜発掘の学者の例えとなり、月の光のイメージが暖かい南の島であったり、寒い雪国であったり。これだけでも、音楽の捉え方には、たくさんの可能性があって、それは、日常生活からさほどかけはなれたお勉強ではない気持ちになりませんか?
仲道郁代の「音楽学校」2003より“ゴメン!遊ばせクラシック”では、お芝居も、コンサートも楽しめるというくらい、お客様に楽しみの可能性を広げていただきたいのです。いろいろなジャンルを興味を持って楽しんでいただけたら、ひいては、クラシックに対しても、さほど、大きな垣根を感じることなく、向き合っていただけるのではと考えます。 
  
 出演者皆が、楽しんで、知恵を出し合ってつくっている企画です。みなさんも、是非、ご一緒に楽しんでください。そして、“あら、こんなこと、変だわ”とか、“私はこう思わない”とか、“これは共感するけれど、これはどうもね”と、みなさんに、ご自身の考え、感じ方をもっていただきたいのです。それが、クラシックが面白くなる第一歩なのだと考えます。(*写真は2002年度公演の風景です。)

 
● 今年のテーマは? ●
 

8年目を迎える今年のテーマは、「音楽が何を伝えることが出来るのか、ピアノの音を感じてみよう」
“ピアノの音からどんな景色がみえるのか、どんな空気がかんじられるのか、どんな感情をもつことが出来るのか”グリーグ、リストや、ショパンのロマンティックな作品から、どんな可能性を聞き出すことができるのかといったテーマに挑みます。

 


仲道郁代オフィシャルホームページに掲載されているすべてのコンテンツ
(すべての記事、画像、音声データ、映像データ等)の無断転載を禁じます。
Copyrights(C)2000-2002 Ikuyo Nakamichi All Rights Reserved.