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11月1日

ダイアリーのために、私のデジカメで写真をとるのだが、
いつもピンぼけ。デジカメでもピンぼけって、起こるのですねえ。
それで、このところのダイアリーには、写真が少ないのです。
音楽学校の日記の時は、他の方ので撮っていただいていたので大丈夫だったのですけど。

というわけで、今日、明日の七ヶ浜公園には、マネージャーの北村氏に
事務所のカメラを持ってきてもらう。

七ヶ浜のホールは、なんと舞台の上から海が見えるすてきなホール。

国際村ホール
ホールオープン前から、ご縁があって、毎年公演させていただいている。
なんと、もう、9年目。ホールの方たち、町の役場のかたたちとも、長いお付き合いだ。
国際ホール

毎年、素晴らしい海の幸をご馳走になって、これも七ヶ浜ならでは。
今年のヒットは、ぼっけ汁。
”ぼっけ”というのは、正式名称”けむしかじか”。
なんだか、そのグロテスクな姿が想像できませんか?

11月2日

今回の七ヶ浜は、2日間で3公演。
中学生のためのコンサートを2回と、幼稚園児のための”星の動物たち”を1回。

9年、こちらに公演で伺っているが、今回は、本当に
地元の子供さんたちのための公演で、なんだか嬉しい。

星の動物たちの、オブジェも作ってくださって、またまた感動。
スクリーンも、本来ホールに備え付けてあるものを使うと、
反響板をおろせないので、わざわざ映画会社から借りてきて下さってあった。

七ヶ浜は、スタッフのかたたちが熱心で、いつ来ても本当に気持ちが良い会館の代表選手みたいなところだ。

七ケ浜スタッフ一同

11月3日 名古屋リハーサル

4日のメニコンスーパーガラコンサートのリハ。

ガラコンサートって言葉、よく使われるけど、”ガラ”の意味ってなんなのかしら?
そういえば、知らなかった。

というわけで、ガラコンなので、ソリストもたくさん。
オーボエの宮本文昭さん、ソプラノの塩田美奈子さん、
ヴァイオリンの前橋汀子さん、そして、指揮は藤岡幸夫さん。
夜は皆さんとお寿司。普段なかなかご一緒することがないので、
地方の泊まり公演の時は、いろいろお話できる良い機会だ。

といって、何を話しているかというと、今回は藤岡さんが大ファンである
矢沢永吉さんの話とか、、、。
音楽家もいつも、クラシック談義をしているわけではないのです。


11月4日 名古屋メニコンスーパーガラコンサート

今日は凄い一日だった。
朝、夜のコンチェルトのリハ。
それから、昼の部のソロコンサートのリハ。そして、昼コンサート、
そして、夜の、オーケストラとのコンサート。いわゆるダブルヘッダーというものだ。

ダブルヘッダーでも、昼、夜同じ内容だと
まだ良いのだが、全然違うものはなかなか大変。

でも、大変と思うとめげるので、この大変さを、”こんなに大変なのに、
私ってこんなに頑張って、なんて人生楽しいのでしょう!”と、思うことにしている。
そうすると、不思議と力も湧き、楽しくなるのですね、これが。

11月8日 金沢にて

アンサンブル金沢とのリハ、新しく出来た石川県立音楽堂にて。

アンサンブル金沢は、全ての練習にこのホールを使えるのだそうだ。

良い響きのホールでの練習は、オーケストラにとっては理想的な状態だと思う。

夜は、オケ事務の方たちと、バリトンの小松英典さんと、
またまたおいしいお寿司、冬の蟹!松茸土瓶蒸しなどなど。

今年の秋は、全国各地でおいしいものを頂きまくっている感じ。

11月9日 加賀にて

アンサンブル金沢とのコンサート。
オーケストラアンサンブル金沢
前半でモーツアルトの協奏曲を弾き、
後半ではコンサートのナビゲートをする役回りであった。

せっかくなので、いろいろ面白いことをしなくては、と、モーツアルトのトルコ行進曲を、打楽器の方といっしょにやってみたり、、。

(モーツアルトの時代の楽器に、ピアノの中にたいこや、鐘がついているのがあって奏者がペダルを踏むと、音を出せるものがあるので、その真似なのです。)

最近、いろいろなコンサートが増えている。


11月10日 吉祥寺0123にて

夕べは、山代温泉に泊まって、大満足。
けれど、朝は8時半の飛行機なので、少々寝不足。

このところ、”吉祥寺の0123から仲道さんの件で電話”
というと、事務所の人達が、”仲道さん、引越しするの?”
と、思っていたらしい。とは、担当の北村氏の弁。

0123とは、引越屋ではなく、0歳から3歳までの子供達の遊び場を
提供する、吉祥寺の施設のこと。そこで、星の動物たちをする。

しかし、さすがに、0歳、1歳さんたちは、コンサートを聴くのは難しい。
星の動物たちも、基本的には幼稚園児以上、小学校低学年を対象につくられている。
でも、子供の年齢をくくるのは、もっと難しい。なぜなら、同じ2歳児でも、
子供によって興味の開きがそうとうにあるからだ。
となると、親御さんに、判断を仰ぐしかないともいえる。

聞きにきてくれるみんなが、ハッピーになれるよう頑張っていきたいと思う。

11月12日 埼玉芸術劇場にて

諸井先生と打ち合わせ

12月におこなわれる、諸井先生とのレクチュアーコンサートの打ち合わせ。
ベートーヴェンのソナタについて。2時間のみっちりとした打ち合わせ。

ベートーヴェンを、構造的に解明する先生のご指摘に、
私がそれをどう演奏に生かすかといったようなお話を、コンサートで出来たらと思う。

12月15日の埼玉でのベートーヴェンは、
きっと、目からうろこのベートーヴェン談義になると思うので、
是非皆さん、いらしてくださいね。

11月15日 名古屋にて

朝10時30分からのコンサート。お客様550人中、500人は女性。

なかなか、女性は夜のコンサートに出られないのも、現実だ。

私自身、子供が生まれてからは、なかなか自由な時間が持てない。
だからこそ、コンサートホールのような、とりあえず、座ってしまえば、
他の何にも惑わされない空間が大事になるのだと思う。

今日のコンサートも、たくさんのヴォランティアの方たちに支えられている。皆で記念撮影!

ウィル愛知の人々

11月17日 川越にて 

今日は、リサイタル。今日も、自家用車を運転して出かける。
しかしながら、やっぱりちょっと心配なので、担当マネージャーの北村氏に同乗してもらう。

私の担当には、北村氏、寺澤嬢、そして、新しく古川氏がいるのですが、

寺澤さんは、一生懸命なマネージャーさん。
北村さんは、私が免許取り立てのその時から、私の助手席に乗る、命がけのマネージャーさん。
といわれています。

さて、新しい古川さんは、何になってくれるのかなあ。

11月18日 第一生命ホールにて 

星の動物たちの公演だが、今日は、本当に良く考えられた、プログラム。
第一生命ホールのオープニングシリーズの一環。

前半では、ショパンのソロのコンサート。
これを、小学校5年生以上、大人たちが聴く。
その間に、4、5歳児は、ハーモニカのコンサート、小学校1,2年生は、ヴァイオリンのコンサート
小学校3,4年生は、マリンバのコンサートを、別々の部屋で聴く。
お話あったり、楽器に触るコーナーがあったりだ。

そして、後半は親子皆そろって、ホール内で、星の動物たちを聴くという趣向。

それぞれの年代にあった内容、それから、普段育児に追われている親たちも、
一時ゆっくり音楽に浸れるという試みなのだ。


コンサート終了後でのサイン会の様子
これを、成功させる為には、多くのひとたちの協力が必要だが、とてもうまくいっていたと思う。
第一生命ホールスタッフと
オープニングで大忙し”第一生命ホール”スタッフの皆さんと。
左から、照明の長谷川さん、私、チーフの松本さん、助っ人!小島さん。
(音響でお世話になった山口さんは、まだきっと音響室の中・・・。)
ありがとうございました!
照明の長谷川さんとちょうどこの日(11月18日)お誕生日だった第一生命ホールの照明スタッフ長谷川さんとのツーショット。実は以前は
サントリーホールにいらしたので、前からおなじみ。
スペシャル仲道照明を作ってくださる。
調律師の外山さんと
11月17日お誕生日だった調律の外山さんとのツーショット。
私が、スタンウェイを弾くときは、ほとんど彼にお任せです。
朝日新聞や、ムジカノーヴァの取材もはいっていたので、ご興味のある方はそちらも見てくださいね。
朝日新聞記者の星野さんと
夏の終わりの頃からずーっと取材をして下さっていた朝日新聞記者の星野さん(一番右の方)。
この日もリハーサル室からホール、楽屋まで綿密な取材をして下さいました。
真ん中にいらっしゃるのは、第一生命ホール・オープニング・プロジェクト・アドヴァイザーの
児玉さん。「音楽学校」のプロデューサーさんでもあります。
11月19日

東京交響楽団とのリハ。24日のコンサートのため。
本来協奏曲を弾くときは、前日リハ、当日ゲネプロ(総練習)、そして、本番という手順だ。
基本的に協奏曲の合わせは2回のみ。

しかし、今回は、22日23日と両日とも私自身に本番があって、5日も前のリハとなった。

東京交響楽団はいつも思うのだが、厚い音がする。24日が楽しみ。
ちなみに、曲はベートーヴェンの皇帝です。

11月21日

妹、祐子さんとのデュオのリハ。これまた、12月13日のため。

このデュオのコンサートはまた一味もふた味も違う、楽しいコンサートなのです。
曲目も、クリスマスらしい楽しい曲や、チャイコフスキーのくるみ割人形組曲やら。

スライドあり、トークあり、他にも、技ありコンサートなので、
これをごらんになった、皆さん、是非来てください。
13日は、中野ゼロホール、そして、24日に相模大野であります。

11月22日 ひなぎく幼稚園

西東京市にあるひなぎく幼稚園での、星の動物たちの公演。10時と11時の二公演。
午前中だけで二公演というのも初体験。

たくさんの園児たちが帰りに、1階2階の窓から手を振ってくれて、壮観。
カメラをもっていかなかったのが残念。

理事長先生、園長先生始め、とても熱心な幼稚園。園児たちも、のびのびしていた。

11月23日 浜松アクトシティー

浜松短期大学創立50周年記念式典でのコンサート

浜松アクトシティーの響きは、行くたびにどんどんよくなっている。
ホールも成長するのだなあと思う。ピアノもとてもよくて、とても気持ち良い。

11月24日 立川市民会館

東京交響楽団とのコンサート。
しかし、今月は本当にたくさんのコンサートをしている。
こういうときは、疲れるというより、元気もりもり。
でも、きっとひと段落したら、どっとくるのかも。
でも、なかなかひと段落しないから、そのままいくのかなあとも思う。

1100人のたくさんのお客様。
やはり、熱気あふれる会場は、弾くほうにも、良い刺激をあたえてくれる。

11月26日 大阪フィルとのリハ

大阪フィルとのリハーサル。
指揮の円光寺さんが、具合悪くなられて、急遽下野さんに交代。
下野さんは、今年のブザンソンコンクールで優勝なさったかただ。

ラヴェルの協奏曲は、合わせが難しいのだけど、ばっちりだった。

リハのあとは、シンフォニーホールで読売新聞と、毎日新聞の取材。
2月の妹との、コンサートのため。

その後、シンフォニーホールの、女性陣、板谷さんと、宮田さんと、おいしいてんぷらと
お酒でゴキゲン。そのあと、ケーキに突入したのは、女性だけでの夜ならでは。

11月27日 大阪にて

今日の大フィルとの本番前に、なんと、神戸新聞、産経新聞の取材。
そして、朝日放送の桂小米朝さんの番組に出演。それから、ゲネプロ。本番。

なんと、いそがしい一日!

そして、夜の本番後は、最終の新幹線で帰宅。
今日は、いつもと違ってピアノ協奏曲が後半にあったので、
新幹線に間に合うか皆が心配してくださった。
でも、それに乗らないと、明日のヨーロッパ行きの飛行機に間に合わないのだ。

なんという、つなわたり生活。最近は、自分の演奏が終ると、脱兎のごとくホールを飛び出している。

夜中に、荷物をまとめ、明日から2週間ヨーロッパ。

11月28日 成田出発

夜中に荷造りをし、ほとんど寝る間もなく、出発。
飛行機の中で寝呆けようと思うが、映画をやっているとついつい見てしまう・・・。
大スクリーンで2本、シートテレビのものも見まくって、結局寝ないでフランクフルトへ。
昔から、飛行機の中の、どこの国にも属さない不思議な時間が大好きな私である。

11月29日 フランクフルトからサンクト・ペテルブルグへ

飛行機って、いつも必ず、普段なかなか会えない人に、ばったり会う。
そういえば昨日も成田で、リトアニア室内管弦楽団のツアーの時、
通訳でついて下さったOさんにばったり。
世界的な名ソプラノ、マリア・グレギーナの見送りとか・・・。
そして今日は作曲家の藤家渓子さんにバッタリ。サンクト・ペテルブルクでレコーディングとか・・。

11月30日 サンクト・ペテルブルク交響楽団リハーサル

こちらはやはり、寒い。外を歩くとしんしんと冷える。
街の人達はみんな帽子をかぶっている。頭から冷えてくる感じ・・・。
そしてさすがロシアは「目が点」になることが多い。
車に乗れば、渋滞の車線からはみ出て中央線を越え、反対車線を逆送して進む。
右側走行だが、右折の時一番左側にいる車が、車の間をぬって右折する。車線なんてないと同じ。
とにかく隙間につっこんで進む。人々も交差点では横断歩道を越えて、
走ってくる車線に首をつっこんで渡るのを待つ。ああ、おそろしや(おろしや?)・・・。
13:00にオーケストラの車のお迎え、ということだったのにいくら待てども来ず。
後から聞けば違うホテルに迎えに行ったとのこと。
仕方なくタクシーに乗っていき、なんとかフィルハーモニーホールの裏入口にたどりつく。
しかしそこにいるのは、英語もドイツ語もわからない人!
そして私はロシアの文字がまったくわからないので、身振り手振りでなんとか入れてもらう。
フィルハーモニーホールはとても美しい。
オーケストラも素晴らしいが、ラヴェルはほとんど初めてとか。
オーケストラのパート譜は手書きのコピー。1時間かけて1楽章と3楽章をして、
2楽章は当日のゲネプロに持ち越し。
明日はリハーサルがない!!!夜はマリンスキー劇場で「ラ・ボエーム」を見る。これは素晴らしかった。
指揮者はまだ26歳の若者、Mikhail Agrestという人。でも、とてもとても素晴らしかった・・・。
やはり、なかなか一筋縄でいかない国ではあるが、とても楽しんでいる自分に気づく。
あっそうそう。フィルハーモニーホールの控え室にラフマニノフが使っていたピアノがありました。
なんと金箔のスタインウェイ。本当に金箔。
写真に納めたいのだけど、同行してもらっている父がなんと早速昨日レストランにカメラを忘れ、
カメラが無くなってしまったのだ。「わしゃ、ロシアでカメラなんか買わん」ということなので
写真はいつ、撮れることやら・・・。

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