ダイアリー 2019年5月

過去

2019年5月31日 

すみだトリフォニーホールにて新日本フィルとシューマン協奏曲

マエストロ ヘレヴェッヘと。
昨日、おとといとのリハーサルにて、かなりマエストロイズムが身体に入った感じではありました。その中でも、したいことをかなりさせていただいた感じではありました。けれど!明日に向けて、もう少し我が道貫いてみようかな?とも思ったり。特に三楽章。普段緩める箇所いくつかを、緩まずストイックに行くと、リハでは対応できても、、本番ではかなりドンドン前にとなってしまうことが判明。明日は、マエストロに内緒で時折緩める作戦でいってみようか、否か。事前にお伝えすると反対されるかも?伝えず違うことをすると、どうなるかしら??などなど、二日間の公演では、いろんなことを試すことができます。素晴らしいマエストロ、意思のはっきりしたマエストロ。明日が心底楽しみです。

2019年5月29日 

新日本フィルとのリハーサル

5月29日・30日
ヘレヴェッヘさん指揮、シューマンのピアノ協奏曲。すみだトリフォニーホールにてリハーサルでした。
オーケストラは、コントラバスが管楽器の後ろに一列!という面白い配置です。古楽を専門になさるヘレヴェッヘさんの解釈は、フレージングから、テンポ設定まで古楽的。甘さを排除した活き活きとしたものです。甘さを排除という意味では、二楽章終わりの部分のピアノソロも、緩み許さず!ほぼインテンポにて三楽章突入という斬新なもの。ピアノソロから始まる2楽章も指揮の下始まるという、私のシューマンピアノ協奏曲演奏歴史初の体験!
このアプローチに対して、どこまで自由に弾くことが出来るか、の攻防戦が明日は繰り広げられることでしょう。明日はヤマハCFXも入ります。CFXとともに、作戦と塩梅を考える。協奏曲とは、かくも楽しいものです。ぜひ、生でこのライブな緊張感をお楽しみいただきたいです。ぜひ目撃しにいらしてください。かなりワクワクドキドキです。コンサートは、明日31日、1日と二日間あります。この二日間も、相当、変化すると思われます。一日目の、攻防の塩梅にて、二日目はまた別の作戦となることでしょう。
かなり、楽しい。かなり面白い。かなり予測不能。

2019年5月21日 

オペラシティにて、東京フィルハーモニーとモーツァルト二台のピアノのための協奏曲

少し前になりますが、東京フィルハーモニーと、モーツァルト二台のピアノのための協奏曲を演奏しました。とても珍しいピアノ配置でした。というのも、第2ピアノを演奏したのは、指揮の渡邊一正さん。弾き振りをするために、オーケストラと向き合う位置に。必然的に私は、反対側。すなわち、オケの真ん中あたりで演奏したのでした。背中に管楽器セクションの音を、とっても近くに受けつつ演奏するということも初体験。この配置ですと、
一階の客席からは、私の姿はほぼ見えず。かろうじてペダルを踏む足だけ見えたとか、見えなかったとか。東京フィルの平日午後のコンサート。たくさんのお客様がいらしてくださいました。
ちなみに、今週末の新日本フィルとのシューマン協奏曲も、面白い配置です。管楽器の後ろにコントラバスが一列に並んでいます。写真(c)上野隆文

2019年5月26日 

サントリーホールにてリサイタル

Road to 2027
春のサントリーホールでの公演2年目でした。
悲哀の力と題したプログラム。
ベートーヴェン悲愴ソナタ、ブラームス作品76の8曲、シューベルトハ短調ソナタを演奏しました。
使用ピアノはヤマハCFXです。
人間の哀しみとは何なのか、それぞれの作曲家が描いた世界とは。準備の段階から、多くの問いと対話を自分の中で繰り返したように思います。
お聴きくださいました皆さま、ありがとうございました。
写真(c) N.Ikegami

2019年5月17日 

らららクラシックでの放送がありました。

ベートーヴェンのソナタについてお話と演奏をいたしました。30分の短い時間で、何をどのようにお伝えできるのか。NHKの制作プロデューサーの方始め、皆様がしっかりとした準備とともに番組を制作なさっています。そんな現場にご一緒できることは、とても嬉しいことです。番組でお話演奏しました悲愴ソナタ、26日には、サントリーホールの美しい会場にて演奏します。"悲哀の力"と題されたコンサートです。ぜひ、生の音での悲哀の力とはどのようなものなのか、お聴きいただけましたらと思います。

問合せ先:ジャパン・アーツぴあ 0570-00-1212 
https://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=710

2019年5月14日 

慶應大学丸の内キャンパスのMMC講座にて平野昭先生とベートーヴェン講座

丸の内キャンパスでは、ベートーヴェン研究家の平野昭先生と、ベートーヴェンの作品と人生から紐解く作業を。
どちらの講座も同じ曲を取り上げながら、異なった観点からのアプローチ。私自身にとっても、演奏のアプローチに新たな光を当てていただいた気がします。
美しい作品たち。悲哀とは何なのか、悲哀を通してこれらの曲が与えてくれる感覚とは何なのか。
ぜひサントリーホールにてお聴きいただければ嬉しいです。

2019年5月10日 

慶應義塾大学三田哲学会にて、齋藤慶典先生とベートーヴェン哲学講座

慶應の三田キャンパスでは、哲学者の齋藤慶典先生と、三田哲学会主催の講座。サントリーホール公演のテーマである 悲哀の力 とはいかなるものなのか、哲学の見地から、当日演奏する、悲愴ソナタ、ブラームスの作品76.シューベルトのハ短調ソナタを齋藤先生とご一緒に紐解く作業をしました。

2019年5月12日 

一橋大学兼松講堂にてリサイタル

ベートーヴェンの悲愴、月光、告別、熱情を演奏しました。
前半、後半の演奏の前には、西原稔先生の解説もありました。
兼松講堂は、1920年代に建てられたそうです。歴史を感じる趣きのある建物でした。一橋大学構内も、緑が多く、煉瓦の建物と相まってとても雰囲気がありました。
完売満席のお客様ありがとうございました。
悲愴ソナタは、5月26日サントリーホールでも演奏いたします。同じくハ短調の哀しくも美しいシューベルトのソナタも演奏いたします。

2019年5月2日 

軽井沢大賀ホールにて尾高忠明さん指揮東京フィルハーモニーとコンサート

グリーグのピアノ協奏曲。
私にとって令和の初コンサートとなりました。完売満席のお客様の密度高い雰囲気と、軽井沢の澄んだ青空、自然と、5月の空気を満喫するそんなコンサートとなりました。マエストロは、若々しく情熱的。復帰なさってまたご一緒できますことを心より楽しみにしています。